いい器といい花材があるだけで後は
何もいらない、自然の姿に眼をこらし、
その本当の美しさが見えた時、そこに
人の手を加えるすべはないと知らされ
ます。それでは何もできないかというと
そうではなくて、謙虚な気持ちで花と
器と向き合った時おのずと表れてくる
姿があると思います。
古来より、日本人は豊かな自然に恵まれ
花を愛でる心を持っていました。
今や自然は失われつつも、その心は
失いたくありません。
身近に自然を感じ愛でるように、
日本の花の本来の姿を多くの人に伝えて
いきたいのです。
時には可憐な淋派の秋草図のように、
またある時は力強い水墨画のように、
自由におおらかに表現されます。
そして、骨董(古美術)には現代美術に
ない「時を経たものだけが持つ奥深い
美しさと気韻」があります。私達は、
その美の力を多くの方々に楽しんで
いただきたいと考えます。
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